テディベア
何を思い浮かべましたか?
そう、スタローン主演SF超大作
デモリッションマンです。
- 監督:マルコ・ブランビラ
- 撮影:アレックス・トムソン
- 音楽:エリオット・ゴールデンサール
シルヴェスター・スタローン(ジョン・スパルタン)
ウェズリー・スナイプス(サイモン・フェニックス)
サンドラ・ブロック(レニーナ・ハックスリー)
ベンジャミン・ブラッド(アルフレド・ガルシア)
あらすじ
1996年ロサンゼルスは火の海に包まれ、ポストマンもポリスマンも来ない状況となっていた。
その元凶の凶悪犯フェニックスにとらわれた人質を救出するため、独断専行し逮捕に向かう壊し屋スパルタン。フェニックスの逮捕に成功したものの人質死亡の濡れ衣を着せられ、スパルタンは殺人の罪で冷凍刑懲役70年となってしまう。
それから36年。すべての悪が消え失せたクリーンなロサンゼルス改め近未来都市サン・アンゼルス。
人々が平和を謳歌する中、仮釈放審査の為フェニックスが冷凍刑から解凍されるが、テディベアという合言葉を使い脱走。平和な世に腑抜けきった警察は為す術無くフェニックスに蹂躙されていく。現在の戦力では逮捕できないと悟った警察は対抗策としてフェニックスを逮捕したスパルタンを甦らせフェニックスを逮捕させる作戦を立てる。
かくして平和なサン・アンジェルスに再び二つの混沌が解き放たれるのであった。
素晴らしポイント
やっぱりサイモン・フェニックス
この作品は未来の表現が独特で、36年間でバイオレンスやクライム、
果ては塩、コレステロール、香辛料、病原菌などすべての
邪悪が消え去った(表面上は)世界となっております。
この時代暴力というのは展示され鑑賞されるだけの遠い記憶となって
博物館に飾られています。
警察などは落書きで大騒ぎするほどです。
そんな世界に邪悪な犯罪者を放してみようという考えが素晴らしい。
そしてそこから生まれたスナイプスさん演じるフェニックスが行う悪は一層際立ち、
生き生きとして見えるのでしょう。
解放感さえ感じ、素晴らしいキャラクターとなっています。
1.知的
拘束具の合言葉を瞬時に理解し脱獄に成功。
機械の取り扱いについても一瞬で理解し使いこなす。
底の知れない知的さを印象付けます。
ついでにニコニコで3人の命を奪います。
2.強い
写真では名もなき警官の方が強そうですがちゃんと倒します。
スナイプスさんはカンフー等格闘技を幼いころから収めているので蹴りの時や相手の攻撃をさばく時はとても様になっていますね。
3.感情MAX
博物館に重火器を見つけてめっちゃはしゃぎます。
特にスパルタンとの銃撃戦でレーザーガンを撃った時のなんか特にはしゃぎます。
はしゃぎすぎてスパルタンにぶん殴られます。
4.リーダーシップ
劇中グループ行動をする場面がありますが、
まずスパルタンという共通の敵を持つものを集めグループの目標を明確にし、
目標達成後の報酬も用意することによりやる気、自主性を引き出します。
チームマネジメントといった方がいいかもしれません。
自分にはリ-ダーシップが乏しいのでうらやましいです。
以上沢山素敵なところを上げましたがまだまだフェニックスの魅力は伝えきれないのでぜひ「デモリッションマン」をレンタルしてスナイプスさんの悪役ぶりを堪能してみてください。