リベリオン番外編
悪役を誉めよう!
物語を見ているといつも悪役に目が行きがちです。
リベリオンでの悪役はこの方。
感情を抑制された世界において異才を放つクラリックの同僚
ニコニコの同僚ブラントさんです。
彼は非常に残酷で出世欲が強い。
彼は初回登場時こそ無表情ですが中盤からもう普通の人間以上の
感情表現でもって劇中を彩ってくれます。
特に素晴らしい(?)シーンを二つ。
劇中主人公と稽古をするシーンがあるのですが
コイツめっちゃ楽しそうに体を動かしています。
体育の授業中の小学生並みのはしゃぎっぷりです。
多少演技が行き過ぎてる?
いや、熱演ですよ。
適当な演技なんかより断然いい。
二つ目は主人公が大衆の面前で泣き崩れてしまう場面。
それを見つけたブラントはもう嬉しかったんでしょうね。
出世を狙っていた彼はここぞとばかりに大衆の前で主人公を凶弾しますが
その熱の入り様と言ったら、そこら辺の思想家顔負です。
すごい熱量です。静止画でもわかる。
5倍以上のエネルギーゲインがありそう。
想像では彼は体制側の人間でファーザーが何者であるか知っていた為
精神抑制剤の服用をしなくてもいいと許可されていたんではないかと思います。
そんな彼が動き回ることにって見どころが生まれてきます。
目が離せない悪役がいない映画はつまらないですもんね。